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粉瘤|長崎市滑石の皮膚科・美容皮膚科|小林皮ふ科医院

長崎市滑石3丁目19-20

美容皮膚科は

一般皮膚科 DERMATOLOGY

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粉瘤(アテローム)とは

※麻酔薬の出荷規制により、ただいま対応を中止しております。

ドーム状に隆起する半円形の皮膚良性腫瘍である。大きさはそら豆台~鶏卵大の皮内~皮下のう腫。表面は常色または青みがかっていることもある。時に中央部に開口部(酸化した黒い皮脂が詰まったような外見)があり、強く圧迫するとここから腐臭を伴う黄白色粥状の内容物が出てくる事がある。触ると弾力があり指で簡単に潰す事は難しい。この段階では痛みなどの自覚症状は無いが、中央の開口部から細菌の二次感染が起こると赤く腫れて痛みが出てくる。
*粉瘤が出来やすい部位は顔面、頚部、胸背部。陰のうに小豆大くらいの大きさのものが複数できることもある。

粉瘤(アテローム)の原因

毛包という体毛を包む鞘のような組織から発生する皮膚皮下良性腫瘍である。

粉瘤の治療方法

アテロームとは良性の皮膚皮下腫瘍で、根治術は局所麻酔下に皮下組織深部の袋状の腫瘍を全摘出します。
アテロームが二次感染を起こしていない場合は、
全摘後、ナイロン糸で切開した部分の皮膚を縫合します。その後、術後の出血に対して止血の為、厚めにガーゼを当てて弾力絆創膏で圧迫気味に縫合した患部を覆います。
翌日に再診して頂き、止血できているのを確認したら、初日より薄めのガーゼに付け替えます。
術後、1週間で抜糸します。
以上計3回の通院が必要です。

都合で手術後の通院ができない方の治療は責任を負いかねますので、お断りしています。

炎症性アテローム

アテロームが二次感染(化膿)を起こしている場合。
局所麻酔下に皮下組織深部まで皮膚を切開後、皮下に溜まった膿や嚢胞の壁の部分を除去した後、 化膿している場合は消毒薬を浸したガーゼを切開部分の奥に詰めて、ガーゼを当てます。
翌日に再診後、切開部から深部に溜まった膿、腫瘍組織の断片などを除去します。
炎症性アテロームの場合は深部の膿が完全に除去できるまで数回この処置を繰り返す必要があります。
通院回数は症状の回復具合を診てからの判断になりますので、最初から通院回数を決める事はできません。
以上の事にご同意頂き、通院して頂ける方のみ治療をお受けしております。
患者様のご都合により一度だけの通院では完了しない性質の治療である事をご理解賜りますようお願い申し上げます。

日常の注意点

無症状で大きさが小さい場合は放置しても良い(ただし、顔面など目立つ場所の場合は小さいうちに早めに「形成外科」での治療をお勧めします。傷痕も小さくて済みます。)。
開口部から二次感染が起こり痛みや腫れがある場合は皮膚科、形成外科などを受診して症状に合った処置をしてもらう事。自分で潰そうとすると炎症が悪化してしまうので絶対にしないこと(想像より深いところにあるのと被膜が丈夫なので潰せません。)
**治療は皮下ののう胞(袋状のできもの)を局所麻酔下に全摘出する事である。