巻き爪とは
巻き爪とは爪の端が内側に巻き込んだ変形の事を言う。
巻き爪の症状
初期は爪先の先端の炎症で痛みと発赤が見られる。歩くたびに体重がかかり、強い痛みを感じることがある。爪先の炎症が起こると皮膚の浮腫によりさらに爪の食い込みが進み爪の横の皮膚に炎症性の肉芽腫を形成し、さらに強い痛みが生じる。さらに進行すると爪先が化膿し、陥入部周囲の皮膚の発赤、腫脹、膿の貯留等がみられる。
巻き爪の原因
深爪や不適切な靴選び。先端の細くなった靴やハイヒールで爪が圧迫される。逆にゆるい靴でも靴の中で足が滑り、結果的に爪を圧迫することに繋がる。
日常の注意点
適切な爪切りと靴選び
*爪切りは必ずスクエアカット(皮膚から水平に切って角を残す切り方)。特に爪の端の部分を切り過ぎないように気を付けること。
*適切なサイズの靴を履くことも重要で特にハイヒールのようなつま先が急に狭くなっている形の靴は第1趾と第5趾の両側に強い圧力がかかってしまうので、できるだけ避ける。
*爪白癬の合併した例は爪白癬の症状による爪肥厚もあるため、そちらの治療も行う。